グループ脱退、逮捕を経て…40歳になった元KAT-TUNが11年ぶりのドラマ出演。再始動の明暗は


【画像】2006年、デビュー時のKAT-TUN

 2016年のグループ脱退。2019年の逮捕。トップアイドルだった田口の芸能人生には、目まぐるしい変遷があった。そうして今、彼は再びドラマの画面上にさらりとリズミカルに登場しようとしている。

 男性俳優の演技を独自視点で分析するイケメン研究家・加賀谷健が、『欲しがり女子と訳あり男子』放送に期待を込め、田口淳之介の現在を解説する。

約20年の歴史を結びつけるハイフン

 KAT-TUNは2006年にデビュー。スガシカオが作詞、B’zの松本孝弘が作曲したデビュー曲「Real Face」がミリオンセラー、さらにはCDデビュー前に東京ドーム公演を行うというエンタメ史初の大記録がある。

 グループは2025年3月に解散したが、亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の三人が再集結する形で、グループの歴史をきちんと完結させた誠実さは感動的だ。往年のファンたちはどれほど目頭を熱くしたことだろうか。できることなら、他の元メンバーたちも会場に駆けつけてくれたら……。悲喜こもごもの願いも多少あったかもしれない。すると翌日の11月9日、2016年にグループを脱退した田口淳之介が公式Xを更新した。こう綴られている。

「KAT-TUNありがとう。実は昨日から高熱でずっと寝込んでいてライブ見れてません 人生で一番、頭痛がひどいです。 Break the ATA-MA」

 グループ名をもじった「ATA-MA」に遊びがあるが、こんな深読みもできる。

 田口淳之介は、清濁併せ呑む芸能界を駆け抜けたトップアイドルだった。そんな彼が自らを押し上げたグループの大団円に駆けつけられなかったとしても、文頭と文末の「-」(ハイフン)が約20年の歴史の過去と現在をしっかり結びつけているんだと。なぜなら、この「-」はファンのことを意味しているからだ。



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