【北京時事】中国外務省の毛寧報道局長は23日の記者会見で、日本の当局が沖縄県・与那国島沖で台湾漁船を拿捕(だほ)したとして、日本側に抗議したと明らかにした。
関係海域では日中漁業協定に基づき台湾を含む中国漁船に対し、「日本側が法執行する権利がない」と主張した。
水産庁の発表によると、20日、同庁の漁業取締船が与那国町の西埼灯台の南西約29キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で台湾漁船が違法操業しているのを発見、拿捕した。
現場では台湾漁船の操業は認められていないが、中国漁船は操業できる。