元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が25日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ネット上で拡散された動画での発言内容について、名誉毀損(きそん)で提訴する意向を示唆した。
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橋下氏は政治団体「日本誠真会」党首で歯科医師の吉野敏明氏の投稿を引用。その投稿にリンク付けされた動画について「編集された動画かと思い一呼吸置いてたが、本人がリツイートしてるので、本人発信と確定」と記すと「面倒くせえけど名誉毀損で訴えるわ。こんなやつらが政治家になるのは納税者として許せん」と明らかにした。
引用された吉野氏の投稿では「よしりんが、橋下徹のハニートラップを暴いた動画が、500万再生を超えてる!!」と記され、動画が張られた投稿をリポストしている。動画は、吉野氏とされる人物が街頭演説で、中国に性接待が存在すると主張し「最初に行ったのは橋下徹さんですよ」と名指しした内容となっている。
また動画では、「維新まるごと接待に行くようになってしまった」とも語られている。これに対し、日本維新の会の岩谷良平幹事長もXで「動画の内容は日本維新の会に対する事実無根の誹謗中傷であり、党として厳しく対処します」との姿勢を示している。
吉野氏は、橋下氏の投稿に対しXで「徹底的に受けて立ちます。是非、やってないことを証明してください。訴状、待ってます」とリアクションした。
吉野氏は元参政党共同代表で、23年の大阪府知事選にも出馬し11万4764票で4位。同年に離党し、その後「日本誠真会」を立ち上げた。