任期満了に伴う大阪府松原市長選は25日投開票され、無所属現職の澤井宏文氏(54)=自民、公明、大阪維新の会推薦=が、無所属新人で政党職員の平山貴士氏(51)=共産推薦=を下し5選を決めた。選挙戦は8年ぶりで投票率は34・06%。平成29年の37・35%を下回り過去最低。当日有権者数は9万7164人。
澤井氏は同日夜、支援者らを前に「5期目も難しいかじ取りになるが、皆さんと力を合わせながらさらに魅力あるまちにしていく」と語った。澤井氏は子育て層の移住を促す施策や大型商業施設の誘致で「新たな財源と雇用を生み出した」などと4期16年の実績を強調し、幅広い支持を集めた。