【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧報道官は26日の記者会見で、日本へのジャイアントパンダの貸与に関して、「日本の友人が中国を頻繁に訪れてパンダに会うことを歓迎する」と述べた。日本側が求めている新規の貸与については明言しなかった。
毛氏は、和歌山県で飼育されているパンダ4頭が6月末に中国へ返還されることが決まったことに関し、「日本のパートナーが心を尽くして世話をしてくれていることに感謝する」と表明した。
超党派でつくる日中友好議員連盟の森山裕会長(自民党幹事長)らは4月、北京を訪れた際に中国側に対してパンダの貸与を要請した。