5月18日から1泊2日の日程で、天皇家の長女・愛子さまが石川県を訪問し、能登半島地震の復興状況などを視察した。単独公務として初の被災地訪問。県をあげての熱烈歓迎を受けた愛子さまは、多くの被災者と交流していたが、その裏では厳重な警備体制が敷かれていたという。
「奉迎する住民らの手荷物をバッグのなかのファスナーまですべて開けて検査を行なっていた。さらに手荷物は大きなビニール袋の中に入れさせられて、地面に置くよう指示する厳重な対応でした」(宮内庁担当記者)
現場には異様な緊張感が漂っていたという。
「愛子さまが行く先々の沿道では警察官が人柱となり目を光らせ、私服警官が通常より明らかに多く配備されていたように感じました」(同前)
「もしものことがあったら」
背景にあると見られているのは、愛子さまが能登訪問の直前に訪れた「大阪・関西万博」での一幕だ。5月8日、愛子さまが万博会場を移動中に騒ぎは起きた。宮内庁関係者が語る。
「愛子さまの後ろを男性3人、女性1人の外国人らしき4人組がついて回ったんです。そのうちの1人が警備の隙をついて愛子さまに近づいて、『尹(錫悦)大統領が出した戒厳令についてどう思われますか?』と質問を投げかけたそうです。
宮内庁職員や万博スタッフが間に入って事なきを得ましたが、もしものことがあったらと関係者は凍り付いた。そのため直後の石川訪問で厳重な警備体制を敷いたのでしょう」
愛子さまの警備について宮内庁に聞くとこう回答した。
「警備に関する事項に関して、お答えは差し控えさせていただきます。お尋ねの報道の内容については、お答えすることはありません」(総務課報道室)
天皇一家は6月4日から2日間、沖縄を訪問する予定だ。万全な警備体制が求められる。