トランプ米大統領は25日、週末にロシアがウクライナに対して行った空爆について強い不満を表明し、「プーチン大統領には満足していない」と述べた。
ニュージャージー州モリスタウンの空港で取材に応じたトランプ氏は「彼に何が起きたのか分からない。多くの人々を殺している。それには納得できない」と語った。
同日未明、ロシアはウクライナの都市に対して無人機とミサイル計367発による大規模攻撃を行った。これはウクライナ戦争開始以来最大規模の空爆であり、これにより少なくとも12人が死亡し、多数の負傷者が出ている。
トランプ大統領は、ロシアとウクライナの双方に停戦合意を働きかけており、先週にはプーチン大統領と2時間以上の電話会談を行っていた。
トランプ氏は今回の攻撃を受けて、ロシアに対する追加制裁の可能性にも言及した。
「これまではうまくやってきたが、今や彼は都市にロケットを撃ち込み、人々を殺している。それを私はまったく好ましく思っていない」と語った。