【AFP=時事】南米エクアドル最大の製油所で26日、燃料タンクの火災が発生し、生産が停止された。製油所からは巨大な煙が立ち上り、近隣住民が避難する事態となった。
コロンビア国境に近い北西部エスメラルダス県にあるこの製油所は、1日当たり11万バレルの精製能力があるが、国営石油会社ペトロエクアドルは「施設と人員の安全を確保するため」に操業を停止したと発表した。
5人が煙を吸い込んで軽傷を負い、医療処置を受けた。
AFPの記者によると、現場は兵士と製油所のスタッフによって封鎖され、作業員は避難した。火災の原因はまだ明らかになっていない。
エクアドルには他に二つの製油所があり、それぞれ1日当たり4万5000バレルと2万バレルの精製能力を持つ。政府は26日の声明で、火災はあったものの「国内全域の燃料供給は完全に保証されている」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News