MI6トップ候補に「北京バーバラ」が有力…中国は緊張


中国は「中国通」のウッドワード氏の過去活動を再点検し始めた。ウッドワード氏は1986~88年湖北大学で英語教師として勤務したことで中国と縁を結んだ。当時英国の平均所得の3分の1にもならない薄給に耐えて数多くの承認手続きを通過した。中国はこのような点も怪しくみている。

ウッドワード氏は中国生活を終えた後、イェール大学で国際関係学修士を終え、2003~2020年駐中大使として勤務した。中国の名前もある。「海は川の水を抱く(海納百川)」という成語にちなんだ「呉百納」だ。

中国オンラインでは陰謀説が拡散している。ブロガーの「言他君」はソーシャルメディアのWeChat(微信)に「呉百納が『スパイマスター』になることができたのは、過去数十年間スパイ工作に功労があったため」と主張した。当局もこれをあおった。国家安全部は25日、「外国スパイは『N個の顔』を持っている」というコメントを載せた。

ウッドワード氏の立場では戸惑いを隠せない。中国に愛情を示してきたためだ。2020年離任当時、微博に「美しい思い出をプレゼントしてくれた中国に感謝する」というコメントを載せていた。



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