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南部ザポリージャ州の前線でロシア軍の戦車の砲撃に備え耳を覆うウクライナ軍の兵士
(CNN) ウクライナ軍は、5月半ばに攻撃が始まって以降、南部で169平方キロの領土を解放したと明らかにした。これはオデーサ市に相当する広さだという。
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ウクライナ軍の報道センターの当局者は、メリトポリとベルジャンスク方面への攻撃の結果、ウクライナ軍が過去1週間で1キロ以上前進したと述べた。
ウクライナ軍によれば、先週解放した領土は10平方キロだった。
ウクライナ軍参謀本部は10日、ウクライナ軍はメリトポリとベルジャンスク方面で攻撃を継続していると明らかにした。
ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍は東部ドネツク州の前線に沿って、複数の場所で攻撃を続けており、過去1日で30回の戦闘が行われた。東部の前線では、陣地にほとんど変化がないという。
ウクライナ軍参謀本部によれば、ウクライナ軍はバフムートでロシアの航空機と大砲による激しい攻撃に抵抗しているほか、アウジーイウカとマリンカ近郊でロシア軍の攻撃を撃退した。
ウクライナ軍の報道センターによれば、最近の軍事作戦によって、バフムートでは24平方キロが解放された。過去1週間で解放された領土は4平方キロだった。
バフムートの南に位置するクリシチウカ周辺では、ウクライナ軍が少しずつ前進している。
米シンクタンク、戦争研究所(ISW)の最新の戦況分析によれば、ウクライナ軍の現在の反攻ペースは、領土奪回の速度を犠牲にして、ウクライナ軍の兵力を温存しながら、ロシア軍の人員と装備を消耗させるという意図的な試みを反映したものだという。