大阪・関西万博の来場者数は増加傾向にあるが、万博の公式アプリではパビリオンの待ち時間を確認できない――。こうした中、パビリオンの待ち時間がデジタルマップで表示される「非公式のマップ」がインターネット上で公開され、Xで注目を集めている。
【画像】yumeの猫さんが開発した「万博非公式マップ」の実際の画面
この表示機能を開発したのは、yumeの猫さん(@yuziyuzi99)。取材に対し、別の開発者が一般公開していたオープンソースの万博マップのプロジェクトをベースに開発したものだと説明する。どのような経緯から、待ち時間を表示する機能を開発したのか。詳しい話を聞いた。
■パビリオンの待ち時間を表示してほしいとの声も
万博の公式サイトの「よくあるご質問」では、パビリオンの待ち時間について「現在、待ち時間を確認をするシステム等のご用意はございません」と回答している。だが、万博の公式アプリで待ち時間を表示してほしいという要望もSNSで上がっている。
こうした中、待ち時間を一覧で表示する非公式のサイトが話題になっている。さらに、万博関連の情報を公式以外で共有しようとする動きも広がっている。yumeの猫さんが開発した非公式のデジタルマップも「万博の待ち時間がわかる」などと注目を集めた。
このマップのサイトを開くと、各パビリオンのマークの上に、待ち時間の長さに応じて数種類の顔文字が表示されている。このマークをクリックすると、別のユーザーが共有した最新の待ち時間の長さが表示されるようになっている。
他にも機能がある。取材に応じたyumeの猫さんによれば、(1)ユーザーの現在地を表示する(2)「展示・パビリオン」「トイレ」「自販機」などカテゴリー別で表示を絞る(3)表示される言語を日本語/英語に自動で切り替える――ことなどもできるという。
このサイトの略称は「EXPO2025 万博非公式マップ」。Googleで検索する場合、5月27日時点で、「EXPO2025 万博非公式マップ 検索機能あり – 夢洲チャンネル」という名称で表示される。だが今後、名称の一部を変更する可能性もあるとしている。