スタジオカラー×サンライズによるガンダムシリーズ最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(毎週火曜夜0:29-0:59、日テレ系/Prime Videoで国内最速配信後、ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)。5月20日放送の第7話「マチュのリベリオン」では、予想外すぎるサイコ・ガンダムのギミック、キケロガの変形、白銀のギャンに視聴者がどよめき、急展開のドラマに話題が沸騰。モビルスーツ戦がなかった前話のドラマ回から一転、終始モビルスーツ戦に染まる回で視聴者の興奮を彩った。(以下、ネタバレを含みます)
■とんでもギミック内蔵だったサイコ・ガンダム&キケロガ
まず登場したのはドゥー・ムラサメ(CV.金元寿子)が乗るサイコ・ガンダムと、ゲーツ・キャパ(CV.村瀬歩)が乗るハンブラビ。ポメラニアンズとのクランバトルの場がコロニー内に変更されたことで、このサイコ・ガンダムが市街地を進軍していく。パニックに陥る市民をよそに、破壊を撒き散らしながら進む姿は圧倒的なまがまがしさと畏怖感。さらに、このサイコ・ガンダムには、驚愕のギミックが隠されていた。
赤いガンダムが引き起こしたゼクノヴァの影響を受けたのか、ドゥーの精神が不安定になり、暴走。なんとサイコ・ガンダムの外装が次々と外れていく。黄色いボディーはサイコ・フレームなのだろうか? ソドンのメガ粒子砲を完全防御して見せる。
さらに、サイコ・ガンダムがキシリア・ザビ(CV.名塚佳織)に迫ったところで、エグザベ・オリベ(CV.山下誠一郎)の白銀のギャン、シャリア・ブル(CV.川田紳司)のキケロガが迎撃に到着。キケロガは一機でマブをやるような戦いぶりを見せ、ハンブラビとサイコ・ガンダムを一瞬で撃破してしまった。
前回のフラグ的振りから誰もが思っていただろうサイコ・ガンダムとジークアクスの死闘は行われず、予想外すぎた展開と結末に。また、キケロガにも人型ギミックが隠されていたことも判明。「なんちゅー面白いことを、完全再現でプラモ化希望」「キケロガ、絶対プラモ出るわ。こんなオモロイのほっとけんやろ」「プラモほしいー!最高すぎるわこれ」など、ガンプラ発売を期待する喝采も集まっていた。
■嫌な予感しかしないマチュとニャアンの分かれ道
ドラマの方も、モビルスーツ戦に負けない怒涛の展開を見せた。シュウジ・イトウ(CV.土屋神葉)を助けるためニャアン(CV.石川由依)に協力を頼んだマチュ(CV.黒沢ともよ)だったが、予期せぬ事態に状況は大混乱。シュウジは発生したゼクノヴァによって赤いガンダムと共にいずこかに消えしまう。
乗り捨てられたジークアクスを発見したマチュだったが、タイミング悪く軍警にその現場を押さえられてしまう。かろうじて逃走するものの、この状況は、誰がどう見てもテロリストの首謀者でしかない。そんな危機的状況に暴走しかけるが、そこをキケロガに撃ち抜かれてジークアクスごと回収されることに。
一方、別に逃走中だったニャアンもエグザベに発見され、ジオンへ来るように提案される。これにより、シャリアはマチュをソドンへ。エグザベはニャアンをキシリアの旗艦チベへと。ジークアクスの2人のパイロット――アマテとニャアンは互いの行方を知らぬまま、道を違うことになってしまった。そして、ギレン派のスパイと疑いのあったシャリアはキシリアの暗殺を阻止したことで立場を証明。キシリアの信用を勝ち取るが、じつはこれすらも計算のうちだった。
急展開を見せた第7話、そして、次回第8話は再び一年戦争の回想へと行くようだ。毎話の予想を覆す展開に、「ジークアクス沼には落ちないように、遠くにいる筈なんですけど!?沼が近づいてくるーーという夢を見ました」「サイコ・ガンダムと先週のバスクが出た時は『ヤバい』と思いましたが、まさかこんなにあっさり…ゲーツ・キャパとドゥーがちょっと可哀想」など、SNSにはさまざまな感想が躍っている。
◆文=鈴木康道