千葉県松戸市の住宅で生後およそ4か月の男の赤ちゃんが死亡し、母親が殺人容疑で逮捕された事件で、育児の不安などについて母親から事件前日に相談を受けていた柏児童相談所が先ほど会見を行いました。
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この事件はきょう未明、松戸市河原塚の住宅で、生後およそ4か月の男の赤ちゃん・福井暁人ちゃんが意識のない状態で見つかり、その後、搬送先の病院で死亡。母親の福井未沙容疑者(33)が殺人の疑いで逮捕されたものです。
この事件を受けて先ほど、柏児童相談所が会見を行いました。
児童相談所は、福井容疑者から育児不安に関する相談を、きのう午後2時頃、電話で受けていたと明らかにしました。育児のつらさや自身の体調不良などについての相談だったということです。
その後、児童相談所での会議で、ネグレクト事案として家庭訪問を行うことを決定。きのう午後6時頃、福井容疑者に電話をして、きょう午前10時に職員が訪問することを約束したということです。
その際、福井容疑者は児童相談所の訪問について素直に受け止めていたということです。
柏児童相談所
「いろんな可能性を踏まえて、今後、お母さんと話し合って子どもを見ていくという対応を考えておりました」
しかし、職員が訪問する前に事件が起きてしまいました。
児童相談所は福井容疑者からの相談は今回が初めてで、一連の対応について問題はなかったとしています。
今後、県と児童相談所などは外部の有識者などと対応について検証する方針です。
TBSテレビ