《まったく心配はありません》佳子さま ブラジル公式訪問へ!ご進講した専門家が明かす“勤勉な”ご準備


【写真あり】愛子さまと鴨場での外交団接待に臨まれて。皇族数が減るなか、皇室の国際親善における佳子さまの存在感は年々大きくなっている

「20世紀初頭に移民が始まってから、現在ブラジルには日本国外で最も多く日系人が暮らしています。海を渡った移民たちは、苦難のなか現地の生活を切り開いていった歴史があり、上皇ご夫妻や天皇陛下も同国を訪れ、日系人の人々と交流されてきました。

今回佳子さまも、日系人の高齢者が入居する施設を訪問されるなど、皇室が心を寄せてきた日系人との交流も各地で予定されています。2週間ほどの日程ですが、広大なブラジルの各地を巡られるということもあり、移動距離も長大です。かなりご負担も大きいスケジュールや予定ですが、佳子さまはお務めを果たされようと、熱心にご準備を進められてきたと伺っています」(宮内庁関係者)

佳子さまはご訪問に先立ち、外務省の担当部局からのご説明、同国の歴史や文化などに通じた専門家らのご進講を受けている。4月14日には、JICA横浜海外移住資料館を視察し、ご進講も受けた。この際、ご進講を行ったうちの一人が国立民族学博物館の中牧弘允名誉教授だ。

中牧さんは、4月28日には佳子さまの兵庫県ご訪問に際し、「神戸市立海外移住と文化の交流センター」にある「移住ミュージアム」の視察にも立ち会い、展示場の案内を行っている。中牧さんに話を聞いた。

「神戸では、移住ミュージアム以外にも関西在住のブラジル人コミュニティの活動報告を聞かれたほか、子供たちが描いた絵などもご覧になっていました。今回佳子さまは首都ブラジリアのほか、サンパウロ、リオデジャネイロの三大都市に加えて、日系人が多く住むパラナ州や南マットグロッソ州などを訪問されます。

日本人が移民として渡った時代のブラジルについて、また1920年代後半からわが国の国策としてブラジル移住が進められていたことなどをお話ししました。日系人の多くは勤勉な働き者で、その正直さから現地では“ジャポネス・ガランチード(信用できる日本人)”と言われ、ブラジル社会に受け入れられていったという歴史があります。

佳子さまには、コーヒー農園の契約労働者としてブラジルへ渡った日本人たちがその後大変な思いで土地を開拓して定着し、同国の発展に貢献していった歴史などご説明しました」

佳子さまは、中牧さんたちの話から学ばれようと、真剣にご進講に臨まれていたようだ。

「佳子さまはこうした私たちの話を、とても熱心に聞かれ、メモを取っていらっしゃいました。すでに、日系人の移住関係の本もよくお読みになっていましたね。また私たち以外にもご進講を受けておられます。しっかりとご準備に臨まれていましたし、今回のご訪問にはまったく心配はありません」

佳子さまはこれまでの公式ご訪問国で、ファッションが注目されたり、手話を通じたご交流が、各国の人々に歓迎されていた。ブラジルでも、佳子さまらしい国際親善を通じて、人々と心を通わせられるのだろう。



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