随意契約によって2022年産のいわゆる“古古米”の引き渡しを受けた大手小売り業者が、店頭での販売開始を前倒しする動きが相次いでいます。
【画像】小泉大臣「すべての皆様に感謝」販売の前倒し発表相次ぐ“古古米”あす店頭で販売へ
31日から備蓄米を販売すると発表したイトーヨーカドー大森店。
20代
「さっき、そこの紙を見て、安いから買おうかなと迷っている。(コメは)この子が、ほとんど食べるんですけれど。夫に聞いてみて(子ども)を見ていてもらえるなら、走って買いに来ようかな」
ここまで着々と準備を進めてきたアイリスグループ。精米までの工程が順調だったことから予定を前倒し。一部店舗で、31日の先行販売を決めました。
アイリスオーヤマ 佐々木雅人食品事業部長
「予定していた検査も前倒してすることができたので、一日も早く届けたいと、出荷を前倒しさせてもらった」
店側も、急きょ、コメを取りに来ます。
ダイシン(アイリスグループ) 立澤和昭係長
「急に『取りに来てくれ』という話があったので、いま来た。私たちも、お客さまも待っているので、これでやっと販売できるなと。きょう来ました」
午後5時ごろ、宮城や千葉の店舗へ配送が完了しました。
アイリスグループの役員が、コメ袋持って、どこかへ行きます。
アイリスオーヤマ 田中伸生管理本部長
「JRが新幹線を使った配送をやられるということで、サンプルとしてお持ちする。JRのインターネット通販でも、当社は出店しているので、そこでの予約販売も検討しているところです。いままでトップランナーで走ってきましたので、引き続き、発売のところも、1番目に発売したいなという思い」
各社の最も早い販売日です。
イトーヨーカドー大森店の整理券配布は、31日午前9時半から予定しています。アイリスは、前倒しの結果、午前9時から販売予定で、現時点で最速となりそうです。イオンは、6月1日から都内の一部店舗で先行販売すると発表。翌日以降、順次全国の店舗で展開していくとしています。