久末さん2位、亀井さん5位 エリザベート・コンクールのピアノ部門


 
 久末さんは高校卒業後、欧州に渡り、フライブルク音楽大、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大で学んだ。2017年、ミュンヘン国際音楽コンクールで3位となり、一躍脚光を浴びた。現在はベルリンを拠点とし、日本でも活発に演奏活動を行っている。

 会場で取材に応じた久末さんは「現代曲を重視するこのコンクールが自分のキャラクターに合っていると思っていた。1カ月にわたる長いコンクールだったので本当に疲れたが、集中して取り組み、貴重な経験ができた」と振り返った。

 亀井さんは「世界最高峰のコンクールで賞をもらえたのは光栄だ。今年を最後にコンクールにはもう出ず、自分がやりたい音楽を模索していきたい」と語った。

 最終審査(5月26~31日)に残った12人のうち、4人が日本人だった。いずれも東京都出身の桑原志織さん(29)と吉見友貴さん(25)は入賞を逃した。1位はオランダのニコラ・メーウセンさんだった。 



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