古古米求めて250人以上が行列 5キロ2160円 「ようやく手に入った」


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■随意契約の備蓄米 販売開始

一番乗りした人
「(Q.きょうは何時ごろから並んでいる?)きのう夜8時」
「(Q.寒くなかったですか?)寒かったです。寒かったけど。一番最初に手に入るのなら時間なんて何時間でも(並んで)いい」

 販売が開始されると一番乗りの男性は、報道陣に向け備蓄米を掲げ盛大にアピール。購入できた人からは、宝物を手にしたような喜びが…。

「(Q.目にされていかがですか?)やっと手に入ったなあという感じ」
「感謝して味わいながらいただきたいと思っています」

 一方で購入できなかった人は…。

「一番先頭、何時ぐらいに来たか分かります?」
「(Q.(先頭は)きのうの夜8時です)あっそう。じゃあ無理ですね。無理、無理」

 アイリスオーヤマが仙台市で販売する店舗では、95枚の整理券に対し、およそ250人が大行列。整理券と共に使い捨てカイロも配られました。

■2160円の古古米 お味は?

 家計のためにと朝から並んだ藤田陽亮さん。

「ようやく手に入って、ほっと一息ですね」
「(Q.結果どれくらい待たれたんですか?)そうですね、おそらく2時間くらいですかね」

 やっと手に入れた備蓄米を手に家族のもとへ。

 早速、いつもの炊飯器でいつもと同じ水分量で炊いていきます。家族が炊飯器に熱い視線を送るなか、ごはんが炊き上がりました。

 今回販売された備蓄米は、2022年産のいわゆる古古米。果たしてお味は?

陽亮さん
「正直全然、違いが分からないというか。普通においしいです」

妻 加奈さん
「いつもと同じ水の量にしちゃったんで、ちょっと硬い気がします」

 味の感じ方に個人差はあっても備蓄米の販売価格は、どの店舗でも2000円前後が実現。

 有言実行を果たした形の小泉進次郎農水大臣は先月31日、地元・横須賀市を訪れ、備蓄米の販売が予定より早まったことにふれると。

「最初は6月4日が一番早いといっていた。そして6月1日というのが出たら、なんと、5月31日に出しますと。それは本当に多くのみなさんの協力のおかげ」

 2000円台の備蓄米販売開始に沸く一方、懸念する声も上がっています。



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