英「原潜12隻建造」…独軍総監「ロシア、4年以内にNATO攻撃の可能性」


英国防省は1日、新型核弾頭開発と原潜12隻の建造などを含んだ「戦略的防衛再検討報告書」を翌日に発表すると明らかにした。

今回の計画には約15億ポンド(約2900億円)の予算が投入される予定だ。英国全域に最小6つの軍需工場を新設し、7000台の長距離兵器を新規調達する計画だ。また、次世代原潜12隻を建造し、2030年代末までに現在7隻の潜水艦艦隊を置き換える計画だ。ただ今回の新しい原潜には在来式兵器だけ搭載すると予想される。

ロシアの軍事的脅威など欧州域内の安全保障不安が高まる中で、欧州の伝統的な軍事大国である英国が「戦争態勢復元」を明確な目標に掲げたのだ。ヒーリー英国防相はこの日、声明を通じて「(今回の措置は)モスクワに向けた強力なメッセージ。新しい最新潜水艦が国際海域をパトロールし、英国の海岸に独自の核弾頭プログラムを置くことによりわれわれは英国を国内には安全に、海外には強くさせるだろう」と明らかにした。スターマー英首相はザ・サンへの寄稿で「戦争遂行準備態勢を復元することを軍の核心目標にする。欧州で戦争、新たな核危機のようなリスクはこれ以上秘密ではない」と強調した。

これと関連し、英国では「冷戦以降で最大規模の国防投資で、英国の武器生産能力を常時可能な水準に改善するだろう」という反応が出ている。

この日ドイツも欧州全域の安全保障地形再編を予告した。ドイツ軍のブロイアー総監はBBCに「ロシアは毎年数百台の戦車を生産している。このうち相当数を2029年またはその以前にバルト海のNATO加盟国を攻撃するのに使う恐れがある」と話した。ロシアが毎年戦車約1500台を製作し、昨年だけで152ミリ砲弾400万発を生産するなど戦力を急激に増強させているとしながらだ。



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