「『中国人は民主主義の夢を諦めた』と言う人もいますが、そんなことはない」天安門事件からあすで36年 ロサンゼルスで記念館が開館


TBS NEWS DIG Powered by JNN

記者
「当時、学生の傷口を止血したという大学の旗ですが、血の跡がいまも生々しく残っています」

ロサンゼルスに開館した天安門事件の記念館は元々、香港にありましたが、中国による国家安全維持法が施行された後、閉鎖となりました。

おととし、ニューヨークで再び開設されたものの、寄付で賄っていた運営が家賃の高騰などで難しくなり、今回、比較的家賃が低いロサンゼルスに移設したということです。

事件を経験したかつての学生は、歴史が風化しないよう継承していく重要性を訴えます。

当時の学生リーダー 王丹さん(56)
「『中国人は民主主義の夢を諦めた』と言う人もいますが、そんなことはないんです。記憶を継承していくことは過去のためだけでなく、未来のためにもとても重要です」

観覧は無料で、関係者は「特に若い人に来館してもらい、民主主義の尊さを感じてほしい」と話しています。

TBSテレビ



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