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きのう投開票された韓国の大統領選挙は、革新系・野党の李在明氏が勝利し、3年ぶりの政権交代を果たしました。大統領の就任式が開かれているソウルから中継です。
【写真で見る】過去に日本を「敵性国家」と表現 李在明氏の発言とは?
韓国国会前の広場です。さきほど午前11時から、国会のホールの中で李在明氏の大統領就任式が開かれています。こちらの広場では、支持者たちが集まっていて、大型モニターで就任式の様子を見守っています。
李在明 新大統領
「分裂の政治を終わらせる大統領になることを誓います」
就任式で李大統領はこのように述べ、社会の分断を克服すると強調しました。
きのう投開票された大統領選挙は投票率79.4%と国民の高い関心が集まる中、李氏は得票率は49.4%と与党「国民の力」の金文洙候補に8ポイント差をつけて、勝利しました。
市民
「司法リスクなど心配もありますが、国民が選んでいますし(信頼しています)」
革新系への政権交代は3年ぶりで、李氏は第21代大統領として5年間の任期がスタートしました。李氏の「共に民主党」は国会で過半数を占めていて、与党が過半数を握った状態で政権が発足するのは、朴槿恵政権以来となります。
李在明 新大統領
「国民を団結させるという大統領の義務を決して忘れません」
気になる日韓関係ですが、李在明氏は過去に日本のことを「敵性国家」と表現し、日韓関係の改善を進めた前政権を「対日屈辱外交」と批判してきました。
一方で、今回の選挙期間中には、日本を「重要な協力パートナー」などと強調していて、今後日本とどのような関係を築いていくのか注目されます。
TBSテレビ