長嶋一茂氏、父・茂雄氏の最期明かす「綺麗な看護師さんに見送られ、笑って」

元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂氏(59)が6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に、父である巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄氏(享年88)が死去してから初めて生出演し、ファンへの感謝とともに、父の最期の様子や人となりについて語った。番組では、多くのファンが記帳所に詰めかけ、長嶋茂雄氏への感謝や別れを惜しむ姿を捉えたVTRを放映。これを見た一茂氏は、「改めて父は幸せだったと思います。喜んでいるんじゃないでしょうか」と、父に代わって感謝の気持ちを述べた。

ファンへの感謝と父・茂雄氏への思い

一茂氏は、自身の人生において父・長嶋茂雄氏を「プロ野球選手」と「父」という二つの視点から見てきたと振り返った。「父としての長嶋は、まさに昭和の父と言ったら、昭和の人に怒られるかもしれないですが、家庭を顧みず、常に仕事場にいる人でした」と述べ、昔はそれでも許された時代であり、遠征やキャンプで家にいる機会は少なかったものの、共に暮らした時期に感じたものがあったと語った。

羽鳥慎一モーニングショーに出演し、父・長嶋茂雄氏について語る長嶋一茂氏羽鳥慎一モーニングショーに出演し、父・長嶋茂雄氏について語る長嶋一茂氏

最期の病室で聞かれた笑い声

長嶋茂雄氏の最期について、一茂氏は「きょうだいとも会って、病室に皆集まったけど、泣いているきょうだいは誰もいなくて、笑い声さえ聞こえていました」と意外な一幕を明かした。父は最後の3年間を病院で過ごしたが、その間、多くのスタッフや医療従事者から手厚いサポートを受けたという。特に印象的だったエピソードとして、「妹たちと話したのは、きれいな若い看護師さんがいた病院で、『パパは幸せだよね、こんなきれいな看護師さんに見送られてさ』って話していたら、妹が『今パパ笑ったね』って。きれいな看護師さんが来ると笑うねって」と、父が最期までポジティブな一面を見せたことに触れた。

「24時間100%ポジティブ」な生きざま

「最期、笑って見送る…。不謹慎かもしれないですが、家族としてお許しいただきたい」と述べつつ、しんみりすることが故人を喜ばせないという考えを示した。父・茂雄氏は「ネガティブな行動を絶対やらない方。常にポジティブ、24時間100%ポジティブで駆け抜けていった」人物だったと強調。病室に集まったきょうだい全員が、父のそうした生き方を汲み取っていたため、看護師の中には涙ぐむ人もいたが、家族としては一切しんみりすることはなかったという。「天国に行ってもそういう雰囲気、影響を与え続ける方だと思います」と語り、父の遺志が今後も多くの人に影響を与え続けるだろうと締めくくった。

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