那覇市の城間幹子市長は27日の記者会見で、正殿などが焼失した首里城(那覇市)の火災で消火活動に当たった那覇市消防局に対し、4月に焼失したパリ・ノートルダム寺院(大聖堂)を管轄するパリの消防当局から「早期の復興を心から願っている」と励ます手紙が届いたと明らかにした。
市消防局によると、手紙は英語で「主要な建造物が崩れ落ちたことに私たちは深い悲しみを抱いている」と表明、消防隊員の活動を「多大な勇気と献身的な姿勢を見せた」とたたえた。
市消防局は近く、礼状と局のワッペンをパリに贈るほか、届いた手紙をホームページに掲載する予定。城間氏は「パリからのメッセージに感動している。本当にありがたい」と語った。