【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領(78)は6日、実業家のイーロン・マスク氏との激しい決裂から立ち直りたいと述べたが、攻撃せずにはいられず、マスク氏は「正気を失った」と述べた。
【写真】トランプ氏とマスク氏の蜜月、劇的に崩壊 公然とののしり合い
世界最強の権力者と世界一の大富豪の公の場での激しい決裂は、あらゆる政治的・経済的リスクをはらんでいる。
ホワイトハウス当局者はAFPに対し、トランプ氏はマスク氏との電話会談の計画を中止し、2人の友情が最高潮に達した時に購入した赤いテスラ車を手放すことさえ検討していると述べた。
トランプ氏は米メディアに対し、マスク氏が厳しく批判し、決裂のきっかけとなった自身の看板政策を盛り込んだ歳出法案「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル」の成立に今は集中したいと語った。
だが、今や敵となったかつての友を攻撃せずにはいられなかった。
トランプ氏は米ABCテレビとの電話インタビューでマスク氏について問われると、「正気を失った男のことか?」と応じ、マスク氏と話すことに「特に」興味はないと続けた。
その後のFOXニュースのインタビューでは、マスク氏は「自制心を失った」と述べた。CNNによれば、「イーロンのことなんか知らない。あわれな男は問題を抱えている」とも述べた。【翻訳編集】 AFPBB News