[パリ 10日 ロイター] – スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは10日、物資を届けるためにパレスチナ自治区ガザに向かっていた自身と他の親パレスチナ活動家らをイスラエルが国際水域で誘拐したと非難した。国外退去前にイスラエルに不法入国したことを示す文書への署名を拒否したことも明らかにした。
グレタさんはイスラエルからの国外退去後、パリの空港の到着ロビーで演説し、「私は証言の中で、私たちが国際水域で誘拐され、自分たちの意志に反してイスラエルに連れてこられたと明確に述べた」と表明。自身およびチームは法律を犯していないとし、まだイスラエルにいる活動家の即時釈放を求めた。
グレタさんらを乗せて物資を届けるためにガザに向かっていた支援船は9日未明、ガザ西方の公海上でイスラエル軍に拿捕(だほ)された。イスラエルのアシュドッド港にえい航された後、12人の乗員らは空港に連行されたという。