(台北中央社)中央気象署(気象庁)は11日、台風1号が同日午前に発生したと発表した。台湾への直接の影響はないものの、低圧帯が北に移動する関係で同日夜から東部や中部、南部では局地的に強い雨が降る見通しだとしている。
気象署によれば台風1号は午前8時現在、台湾本島最南端ガランピ(鵝鑾鼻)の南西1040キロの海上にあり、時速15キロで西北西に進んでいる。中心気圧は995ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。今後、中国・海南島付近で進路を北に変える見込み。
6月以降に1号が発生するのは2016年以来9年ぶり。16年は7月3日に発生したが、年間を通して北西太平洋で発生した台風は26個で平均並みだった。
(張雄風/編集:田中宏樹)