6月22日の国会会期末が迫る中、政局の行方が注目されています。立憲民主党の小沢一郎衆院議員(議員生活55年)が単独インタビューに応じ、コメ価格高騰問題と小泉進次郎氏の対応について語りました。
インタビューに応じる立憲民主党の小沢一郎衆院議員
コメ価格高騰と小泉進次郎氏への疑問符
小沢氏は、現在のコメ価格高騰問題の根本原因は、長年にわたり農業を軽視し、食料政策が不在であった結果だと強調しました。生産性の高い産業のみを支援してきた歪みが、今の状況を招いたとの見解を示しています。
その上で、小泉氏が備蓄米を1俵2000円で販売し、価格を下げることばかりを前面に出している状況に対し、「農家が食べていけない値段だ」と強く批判。この価格では米を作る人がいなくなり、日本の農村における人口減少がさらに加速するとして、現在の安値での備蓄米放出は、結果として農業離れ、農村離れを助長するだけだと警鐘を鳴らしました。
また、小泉氏が随意契約によって安くしたことを成果としてアピールしていることに対し、「政府が随意契約などしてはいけない」と断言。「都合のいい業者だけを指名するというのは、不正と腐敗の温床になる」とその危険性を指摘しました。
こうした小泉氏の一連の対応を「パフォーマンス」であると厳しく評価。メディアがこれを大きく取り上げることが「国のあり方をゆがめている」と述べ、国民はこうした表層的な動きに惑わされず、次第に冷静に本質を見抜くようになるだろうとの予測を示しました。
インタビューで小沢氏は、コメ価格高騰の根本原因は農業政策の不在にあるとし、小泉氏の備蓄米放出や随意契約といった対応は、農家・農村の疲弊や不正を生みかねないと強く批判。「パフォーマンス」と断じ、国民の冷静な判断に期待を示しました。
参考: https://news.yahoo.co.jp/articles/63a3a5ba57cd7cec2ee1bf5bb1a037fe56c5b964