お笑い芸人のおばたのお兄さん(36)が公式ブログを更新し、吸入器の過剰使用による体調悪化で初めて救急外来を受診したことを報告した。健康管理の重要性と薬の適切な使用について警鐘を鳴らしている。
おばたは自身が大人喘息を持っていることを明かし、「疲れが溜まって免疫が落ちると咳が出たり、風邪を引いてしまった後は咳が残ったりとひどい時はゴホゴホ止まらなくなります」と症状について説明した。人前で話す仕事、特にミュージカルでの歌唱時には、咳が止まらないことが「最悪」の状況になると述べており、そのため「体調管理には人一倍気をつけていた」という。
おばたによると、症状の発端は息子から移った風邪だった。風邪自体は治ったものの、咳だけが残る状態に。お笑いのステージ仕事を控えていたおばたは、何とか咳を止めようと「普段使っている吸入器を用法容量を守らず、かなり多めに」使用してしまったと告白した。
帰宅後、おばたの症状は急激に悪化した。「呼吸をする度に咳が出て呼吸することすら辛い状態」になり、「急に身体がブルブルと震え出し」、体温は40℃を超えた。さらに「次第に手足が強く痺れてきて」危険を感じたおばたは、タクシーで救急病院へ向かった。
病院では咳がひどすぎて話すことができず、スマホに症状を書いたメモを医師に見せる状態だった。「頭がカチ割れるほど痛くて、意識は朦朧」としており、「脳とかに障害出たらどうしよう」と恐怖を感じるほどの深刻な状態だったという。
回復後、医師からの説明によると、免疫低下による体調悪化に加え、「吸入器を過剰使用したことがよくなかった」という。医師は「呼吸が浅くなり、酸素が不足し身体がパニックを起こして過換気症候群になってしまったのではないか」との見解を示したとのこと。
この経験から、おばたは「改めて、薬の用法容量はちゃんと守らなきゃなと思いました」と反省し、「みなさんも本当に気をつけてください!!!」とファンに注意を呼びかけた。投稿の最後には「今は熱もだいぶ下がり、ただ昨日41℃まで上がった身体なのであちこちまだ痛いですが少し元気になりました!」と現在の体調について報告している。
この投稿にはファンから「驚きました」「とにかくお大事にしてください」「体気をつけて下さいね」といった心配の声が寄せられている。また、症状が悪化するおばたの頭をなでながら冷静な行動をとっていた息子に対して「息子さん、素晴らしい」「息子くんの行動は感動します」といった称賛のコメントも多く見られた。
ENTAME next編集部