インド旅客機墜落:機長「推力なく上昇不能」死者270人超

インド西部で発生した旅客機墜落事故について、離陸直後の機体の機長管制官へ送った切迫したメッセージが報じられています。

事故状況と機長の最期の言葉

インド民間航空省は14日、墜落した旅客機が離陸後、高度650フィート(およそ200メートル)以上上昇することができなかったと発表しました。機長は緊急事態を知らせる「メーデー」を発信していました。

インド西部で墜落した旅客機の残骸が散乱する事故現場インド西部で墜落した旅客機の残骸が散乱する事故現場

また、イギリスのインディペンデント紙によると、機長墜落の直前に「推力がなく、上昇できない」と管制官に伝えていたとのことです。この交信が、事故直前の絶望的な状況を物語っています。

被害状況と今後の調査

この事故で、旅客機の乗客乗員241人が死亡しました。複数のインドメディアは、地上でも30人以上が死亡しており、死者は合わせて270人を超える規模になっていると報じています。

インド政府は、事故原因究明にあたる委員会を設置しました。今後3か月以内に、事故原因や今後の対策に関する報告書をまとめる方針を示しています。

今後の行方

事故の詳しい原因究明に向けた調査が、現在も進行中です。設置された委員会による調査結果が待たれます。

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