元タレントの中居正広氏(52)を巡る女性トラブルに端を発した一連の騒動は、約半年が経過した現在も収束の気配を見せていません。2025年1月23日に中居氏が引退を発表して以降も、この問題に関する新たな情報や動きが報じられ続けています。特に最近では、社会学者の古市憲寿氏(40)による新たな行動や、意外な人物である明石家さんま氏(69)が自身のYouTubeチャンネルで中居氏について言及したことが注目を集めています。これらの最新情報は、騒動の現状を理解する上で重要な要素となります。
この騒動は、フジテレビなどが設置した第三者委員会が2023年6月2日に発生した中居氏と元フジテレビ女性アナウンサーX子さんのトラブルに関して、世界保健機関(WHO)の定義に基づき「業務の延長線上における性暴力だった」と認定したことから大きく展開しました。この調査報告書は2025年3月31日に公表されました。
第三者委員会の認定に対し、中居氏側は強く反論。性暴力認定の撤回に加え、認定の根拠となった証拠や資料の開示を求めましたが、第三者委員会はこれを拒否。両者間の応酬が続いていましたが、第三者委員会は6月3日に中居氏側との今後のやり取りは行わないとの姿勢を明確にしました。これにより、第三者委員会の立場からの動きは一旦停止した形です。
しかし、ここで新たな動きを見せたのが、かつて中居氏との共演が多かった社会学者の古市憲寿氏です。古市氏は6月12日に自身のX(旧Twitter)を更新し、『週刊文春』の6月12日号に掲載された「X子」さんの「親しい知人」とされる人物の発言について、「確認」するための質問状を「X子」さんの代理人弁護士宛てに送付したことを明らかにしました。この質問状は全8ページに及ぶもので、古市氏は6月18日までの回答を求めています。この古市氏による能動的な行動は、騒動がまだ個人的なレベルで進行していることを示唆しています。
このような状況の中で、お笑いタレントの明石家さんま氏が、落語家の桂小文枝氏(74)のYouTubeチャンネル『きん枝改メ 四代 桂小文枝』にゲスト出演した際に中居氏に言及したことが話題となりました。さんま氏は、同じく落語家の笑福亭鶴瓶氏(73)とともに、小文枝氏のYouTubeチャンネル登録者数5000人突破記念企画「小文枝のおしゃべり喫茶 登録者5千名突破記念SP」に出演。この動画は6月5日と8日に分けて投稿されました。
撮影は5月18日に、さんま氏が大阪でのイベント出演前に収録されたものです。動画の内容自体は、3人が昔話を中心に語り合うというシンプルな構成でしたが、さんま氏が自身の番組以外で他者のYouTubeチャンネルに登場すること自体が非常に稀であるため、大きな注目を集めました。通常、1万再生に満たない動画が多いこのチャンネルにおいて、さんま氏が出演した回は2本合わせて50万回近く再生されています。この注目の動画内で、さんま氏の口から中居氏の名前が出たことで、再び多くの関心が寄せられています。
中居正広氏と明石家さんま氏:進行中の騒動と最近の発言に関連する画像
一連の中居氏を巡る騒動は、第三者委員会の調査報告、中居氏側の反論、そして古市氏による質問状の送付といった形で、法的な側面や報道を巡る動きが続いています。加えて、明石家さんま氏のような芸能界の大御所が言及するなど、社会的な関心も依然として高い状態です。今後も、この騒動の行方には注目が集まり続けると見られます。