「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」


【写真】物議を醸した「#羞恥任務」実際に投稿されていた浅草・浅草寺での服装

「近年、自身をモデルにした大人向けコンテンツを誰もが閲覧できるSNS上で投稿する女性インフルエンサーが問題となっています。今回のケースでも、当該アカウントのプロフィール欄に中国語で〈このコンテンツは成人向けであり、18歳未満の方は閲覧できません〉との文言があるものの、肌を大きく露出した写真を数枚投稿しています。

 くわえて、その多くが日本の街中で撮影されたもの。この女性は6月4日に東京に到着しており、そこから秋葉原の電気街や電車内など、東京周辺を巡りながら撮影・投稿を繰り返しています。ネット上では台湾現地で否定的な声も多く、Webメディア『太報』や『民視新聞網』など複数のメディアが取り上げる事態となりました」

特徴は「台湾内での炎上」

 ITジャーナリストの三上洋氏は、「SNSで注目を集めて、より過激なコンテンツを販売している有料サイトへ誘導する手口ですね」と解説する。

「日本でもたびたび問題になっている手法ですが、今回のケースは台湾ユーザーの投稿であることと、台湾内での炎上という点が特徴的です。炎上の発端は、主に台湾の20〜30代の若年層に人気の匿名掲示板・Dcardで話題となったことのようです。Dcardは台湾で800万人ほどのユーザーがいる人気サービスです。

 撮影場所が浅草の浅草寺と見られることから、台湾内で『日本の神聖な場所を汚すようなことをするな!』という批判が殺到した流れとなります」(三上氏)

 他方、日本各地で迷惑行為をする様子を撮影したり配信したりする海外インフルエンサーがたびたび問題視されている。たとえば、電車の中で巨大スピーカーを持ち音楽を爆音で流していたインフルエンサーが炎上した事例が記憶に新しい。今回のケースでは、なぜ、わざわざ日本を狙ったのだろうか。

「台湾の方にとって、日本旅行が身近なエンターテイメントであり、とても人気がある。日本で撮影することである種の親しみやすさが生まれ、話題にしやすいという点を狙ってのことかと思われます。もしかしたら炎上も計算の内かもしれません」(同前)

 海外での日本人気はありがたいことだが、迷惑行為は慎んでもらいたいものだ──。



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