水原一平被告、米連邦刑務所に収監 大谷翔平選手の元通訳、禁錮4年9月確定

ドジャース大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告(40)が16日、東部ペンシルベニア州アレンウッドの米国連邦刑務所に収監されたことが明らかになった。水原一平受刑者は、大谷選手の銀行口座から約24億円を不正送金した罪などで禁錮4年9月の刑が確定していた。

収監の経緯とタイミング

弁護人によると、水原一平受刑者は収監に向けた期限だった16日に自ら出頭したという。奇しくもこの日は、大谷選手が右肘手術からのリハビリを経て「2番・指名打者」として実戦復帰を果たした日と重なった。

水原一平被告(大谷翔平選手の元通訳、米刑務所に収監)水原一平被告(大谷翔平選手の元通訳、米刑務所に収監)

収監先の詳細と理由

水原一平受刑者が収監されたのは、ペンシルベニア州にある連邦刑務所。ここは比較的安全な環境とされている。当初、水原受刑者側は地元のカリフォルニア州での服役を希望していた。しかし、公判中の政府の弁論書では、多数のドジャースファンがいる西部で服役した場合、「他の受刑者からの攻撃が厳しくなる」との意見が示されており、この点が考慮されて現在の収監先となったとみられる。

犯行の内容

水原一平受刑者は、大谷選手の通訳を務めていた2021年11月頃から昨年3月頃までの間に、自身が違法スポーツ賭博で負った多額の借金を返済するため、大谷選手の銀行口座から約1659万ドル(当時のレートで約24億円)を胴元側に不正に送金した。

出頭期限の延期と強制送還の可能性

水原受刑者には当初、今年3月24日までの出頭が命じられていたが、弁護側の申し立てにより出頭期限が2度延期されていた。また、弁護側は、水原一平受刑者が米国籍を保持していないため、刑期終了後に日本へ強制送還される可能性が高いとの見解を示している。

約4年9月に及ぶ水原一平受刑者の刑務所での服役が、ペンシルベニア州の連邦刑務所で始まった。

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