「腹破らんでくれ!」 妊婦を“お腹の赤ちゃん”ごと殺しただけじゃない…国内最多の死者数「三毛別ヒグマ事件」“後味が悪い”その結末(大正4年)


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「腹破らんでくれ!」

 この日の夜、A家で行われていた通夜の最中、ヒグマが再び侵入。2人の遺体を納めた棺桶がひっくり返され、遺体がバラバラになって床に散乱した。男衆が石油缶を打ち鳴らし空砲を撃つなどしてヒグマを追い払ったが、恐怖はさらに広がっていく。

 ヒグマはその後、女性と子どもが避難していたD宅に侵入。室内では身重のL(34歳)が野菜置き場から引きずり出され、「腹破らんでくれ! 腹破らんでくれ!」「のどを食って、のどを食って殺してくれろ!」と悲痛な叫びを上げた。約50分間にわたるヒグマの襲撃で、胎児を含む5人が命を落とし、3人が重傷を負った。

「死体をおとりにする」苦渋の作戦も

  凶暴化したヒグマの異常行動の真相は不明のままだが、この事件は冬眠前の飢えたヒグマの危険性を後世に伝える教訓となった。

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「文春オンライン」編集部/Webオリジナル(外部転載)



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