もはや「家族旅行」は“金持ち限定の贅沢”となった…体験格差に次ぐ新たな「移動格差」を説く(書評)


 一億総中流なる幻想を葬り去った新書、『格差社会』(橘木俊詔)がベストセラーになってそろそろ20年。以後、ニッポンの上下二分化が進むなか格差モノ新書は雨後の筍で、去年も親のしてやれることで子に差がつく不平等を暴露した『体験格差』(今井悠介)が売れたけれど、ここにまた、見逃せない新顔が登場です。

[レビュアー]林操(コラムニスト)
1999〜2009年に「新潮45」で、2000年から「週刊新潮」で、テレビ評「見ずにすませるワイドショー」を連載。テレビの凋落や芸能界の実態についての認知度上昇により使命は果たしたとしてセミリタイア中。

協力:新潮社 新潮社 週刊新潮

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