俳優の田中圭(40)が永野芽郁(25)との不倫疑惑報道後、初の公の場に姿を見せた。6月29日放送・配信のドラマ『おい、太宰』完成報告会が都内で行われ、主演として登壇したのだ。「週刊文春」によって4月下旬以降、2度にわたり永野との不倫疑惑が報じられてきた田中にとって、これが初めての公の場での対応となった。
会見には脚本・監督を務めた三谷幸喜(63)、共演者の小池栄子(44)、宮澤エマ(36)も同席した。司会者からコメントを求められ、三谷に続いてマイクを持った田中は、開口一番に「田中圭です。みなさん、今日はありがとうございます」と挨拶。続けて、「もともと三谷さんのワンカットシリーズが好きで、今回携われることができてすごく幸せです。早くみなさんに見ていただきたいです。今日はよろしくお願いします」と述べ、深々と頭を下げた。
会見冒頭、田中は表情がやや硬く、マイクを両手で持つなど緊張した様子も見受けられた。しかし、三谷とのエピソードを披露する段になると雰囲気は和らいだ。「三谷さんとプライベートで会う特定の場所がありまして……」と切り出すと、三谷から「それは言わない方がいいですか?場所を」「すごい、いやらしい」とツッコミが入る。その場所がジムだと明かされると、小池からも「お前が悪いぞ、いまの」と追及され、はにかんだ表情を見せていた。
和気あいあいとした雰囲気の中で、田中は撮影秘話やドラマの見どころなどを語り、ドラマの魅力を伝えることに終始した。しかし、永野との不倫疑惑については、報道に対する謝罪はもちろん、一切の釈明も行われなかったのである。
不倫疑惑報道後、初の公の場となるドラマ完成報告会に登壇した俳優の田中圭。
会見は代表質問のみで進行し、報道陣が登壇者に直接声かけすることも事前に「ご遠慮ください」と通達される厳戒態勢だったと報じられている。それでも、田中自身から不倫疑惑について言及することは一切なかった。あまりに“平然”とスルーする田中の姿勢に、ネット上では「完全に開き直ってて草」「無神経過ぎる!何も無しはおかしい!」といった冷ややかな声が多く上がった。
永野との不倫疑惑を巡っては、双方の所属事務所が一貫して否定している。だが、当人たちの対応には明らかな“差”が見受けられた。まず永野は、4月28日深夜放送のラジオ番組に生出演し、自らの言葉で報道について詫びた。さらに、報道陣を入れずに行われたという、5月16日公開の主演映画の初日舞台挨拶でも、涙ながらに謝罪したと伝えられている。
いっぽう田中が報道について謝罪したのは、自身の有料ファンサイトのブログを通じてのみだった。加えて、自身の主演舞台の初日には報道陣の前に姿を現さなかったことも報じられ、どこか“逃げ腰”な印象を与えている。
ある芸能関係者は、今回の完成報告会に登壇した田中について「不誠実さが際立ってしまった」と指摘する。近年、不倫報道があった東出昌大(37)がイベント後の囲み取材に応じ、厳しい質問にも正面から向き合った例などを挙げ、こう続ける。「永野さんと同じく、田中さんも自身の報道についてブログで『誤解』と押し通した形です。しかし、永野さんとの“手つなぎ写真”や深夜の自宅訪問、さらに『文春砲第2弾』で報じられた“親密LINE”の存在などについては具体的に説明されていません。事務所は否定していますが、クライアント企業から肖像を削除されるなど、既に影響は出ています」。
『週刊文春』で報じられた、田中圭と永野芽郁の親密な関係を示すとされる写真。
疑惑が事実ではないとしても、永野が2度にわたり公の場で謝罪しているのに対し、田中が報道後初の公の場で何も言及しなかったことへの違和感は大きい。世間を騒がせてしまったことに対して、せめて一言あってもよかったのではないか。このまま何事もなかったかのように、“スルー”を決め込むつもりなのだろうか。