【エルサレム=福島利之、パリ=梁田真樹子】イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は18日、X(旧ツイッター)への投稿で、イランの首都テヘランの同国警察本部をイスラエル軍が空爆、破壊したと明らかにした。カッツ氏は「イランの独裁政権の象徴を攻撃し続ける」と主張した。
イスラエル軍報道官は18日の記者会見で、「作戦の目的は、イスラエルに対する実存的な脅威を取り除くことだ」と強調。同日はテヘランを中心に40の軍事施設に対して空爆を実施し、核施設のほか、対艦ミサイルの生産拠点や弾道ミサイルの発射台などを攻撃したと明らかにした。
AFP通信によると、イラン警察は、「警察本部周辺の建物が攻撃され、多数の負傷者が出ている」としている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師の暗殺を排除しない姿勢を示しており、18日の声明で、「我々はテヘラン上空を制している。(ハメネイ師の)体制を強力に攻撃している」と述べた。