FNN・産経合同世論調査で、「次の首相にふさわしい人」の最新結果が発表され、小泉進次郎農水相がトップとなりました。特に彼の農政改革への取り組みや「実行力」が注目され、支持率を伸ばしています。関西テレビの番組「旬感LIVEとれたてっ!」では、橋下徹氏らがこの結果について議論を交わしました。
最新世論調査:次の首相にふさわしいのは誰か
FNN・産経合同世論調査が今月14・15日に実施され、「次の首相にふさわしい人」が尋ねられました。結果は以下の通りです。
- 小泉進次郎農水相 (20.7%)
- 高市早苗前経済安保相 (16.4%)
- 石破茂首相 (7.9%)
FNN・産経合同世論調査による「次の首相にふさわしい人」のグラフ。小泉進次郎農水相が1位(20.7%)。
橋下徹氏が指摘する小泉氏の「実行力」
番組に出演した橋下徹氏は、小泉進次郎農水相が支持率を伸ばし首位となった要因として、「討論力」よりも「実行力」を挙げました。特に、彼の周囲に「すごいチーム」ができていることを重要な点として強調しています。
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演し、小泉進次郎農水相の実行力について解説する橋下徹氏。
橋下氏は、「政治家って1人が全部知識持ってるわけじゃないから。今、小泉さん周辺にすごいチームできてますよ。今回の作況指数がおかしいっていうことだったり、楽天含めて新しい物流を入れていこうとか。随意契約は小野寺政調会長がもともと財務省と話をしていたところ」と具体例を挙げました。
農政改革や作況指数廃止について言及する橋下徹氏。
さらに、「そういう話を全部受け取って、専門家とか物流業界とかJA とか、そういうところに戦っていけるかが一番重要で。ほとんど(の政治家)は口では政治議論をやるんだけど 戦えない人が多い」と述べ、農政改革における小泉進次郎氏の実行力を高く評価しました。
農政改革への取り組みと今後の見通し
橋下徹氏はまた、小泉進次郎氏の農政改革について、「今まで誰もやれなかったこと、言わなかったことをやっている」と強調しました。特に、作況指数の廃止に言及し、「僕も気づかなかった。僕も専門家じゃないけど、誰もテレビでそんなこと言ってなかったから」とその着眼点を評価しました。
FNN・産経合同世論調査で次の首相候補として首位になった小泉進次郎農水相。
一方、元フジテレビ解説委員でジャーナリストの風間晋氏は、現在は米問題など農政に関する問題が多い時期であることから、「すごく目立ってる小泉さんに人気が集まって、こういう結果になるんだと思う」と、外部要因も支持率上昇に影響しているとの見解を示しました。
FNN・産経合同世論調査で「次の首相にふさわしい人」のトップに立った小泉進次郎農水相。橋下徹氏らが指摘するように、彼の農政改革における実行力や、課題に切り込む姿勢が支持率上昇の要因となっているようです。今後の政治動向において、彼の実行力と農政への取り組みがどのように評価され、次の首相候補としての立ち位置に影響を与えるか注目されます。