国分太一、「ザ!鉄腕!DASH!!」降板報道の衝撃~TOKIOに再び試練か?

旧ジャニーズ事務所、現SMILE-UP.所属タレントの中でも特に好感度の高い一人として知られるTOKIOの国分太一氏(50)に衝撃の情報が飛び込んできました。日本テレビが、国分氏が長年出演してきた人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」から降板することを6月20日に発表すると報じられています。国民的アイドルグループTOKIO、そして番組を牽引してきた国分氏の降板は、多くのファンや関係者に波紋を広げています。

日テレ発表「鉄腕DASH」降板のTOKIO国分太一氏 写真日テレ発表「鉄腕DASH」降板のTOKIO国分太一氏 写真

国民的アイドルTOKIOの歩みと「ザ!鉄腕!DASH!!」

TOKIOは1994年、「LOVE YOU ONLY」でCDデビューを果たし、オリコン初登場1位を獲得しました。メンバー自身が楽器演奏や作詞作曲を手掛けるバンドスタイルという、旧ジャニーズ事務所としては異色の存在として人気を博しました。国分氏はキーボードを担当しています。デビューからわずか3ヶ月10日後には第45回NHK紅白歌合戦に初出場し、当時の史上最速記録を樹立。その後も1994年から2017年まで24回連続出場するなど、国民的アイドルグループとしての地位を確立しました。

そのデビュー翌年に始まったのが、今回の報道の舞台となった「ザ!鉄腕!DASH!!」です。「DASH村」や「DASH島」といった、農業や自然との共存をテーマにした長期企画が番組の名物となり、幅広い世代から支持を得てきました。特に、2011年の東日本大震災では、福島県にあった「DASH村」が被災。福島第一原発事故により「計画的避難区域」に指定され立ち入りが制限されました。しかし、TOKIOはその後も福島との縁を大切にし、復興支援活動を続けるなど、グループ全体の好感度は非常に高いものがありました。

相次ぐメンバー脱退とグループの変遷

しかし、TOKIOの道のりは常に順風満帆だったわけではありません。2018年2月には、当時メンバーだった山口達也氏(53)が都内の自宅で女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検され、グループを脱退しました。この問題を受けて、山口氏本人だけでなく、残されたメンバーも会見で謝罪。山口氏はその後もアルコール依存症などに苦しみ、交通事故を起こすなどして世間を騒がせました。この山口氏の脱退は、TOKIOのNHK紅白歌合戦連続出場記録が途絶えるきっかけともなりました。

さらに、ボーカルの長瀬智也氏(46)も、2021年3月末をもってTOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所からも退所しました。

2021年4月からは城島茂氏(54)、国分太一氏、松岡昌宏氏(48)の3人体制となり、「株式会社TOKIO」として活動を開始。ライブ活動などは実質的に困難となる中、企業として福島県と連携したプロジェクトを立ち上げるなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んできました。

国分太一氏降板の衝撃と報じられる理由

常に笑顔で親しみやすいイメージが強い国分氏が、「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板させられるほどの重大なコンプライアンス違反をしたとは信じがたい、というのが率直な受け止めでしょう。さらに、今回の降板に関連して、無期限の活動休止という話も出てきていると報じられています。タレントにとって、長年培ってきたイメージと実際の行動のギャップが大きければ大きいほど、ダメージも大きくなるのが現実です。今回の報道が事実であれば、世間はさらに大きく動揺する可能性があります。

ある日本テレビ関係者によると、ここに来て国分氏の「パワハラ体質などが問題になっていたことは事実です」と話しています。加えて、「個人的な問題も起こしているようで、さすがに日本テレビ側もそれを看過することができなかった」とのことです。最近の他局の問題を見てもわかるように、安易に問題を隠蔽すれば、CMスポンサー離れを招き、局の存亡に関わる問題に発展する可能性もあります。日本テレビとしては、そうしたリスクを回避するための対応に踏み切ったと見られています。

相次ぐメンバーの脱退を経て、ついに中心メンバーの一人であった国分氏までが看板番組を離れることになったTOKIO。残されたメンバーはリーダーの城島茂氏と松岡昌宏氏のみとなってしまいました。長年苦楽を共にしてきた仲間として、2人は国分氏に対し、今どのような思いを抱いているのでしょうか。今後のTOKIOの動向が注目されます。