TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」田原俊彦氏の不適切言動に山本恵里伽アナ、爆笑問題が言及

TBSラジオの看板番組「爆笑問題の日曜サンデー」(毎週日曜午後1時放送)が6月22日に放送され、番組アシスタントを務める同局の山本恵里伽アナウンサー(31)が、前週の放送中に発生したゲストによる不適切言動について初めてコメントしました。パーソナリティーであるお笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二氏と太田光氏もこの件に言及しました。

TBSラジオの公式発表とその内容

番組冒頭、田中裕二氏は前週のゲストの行動に関する経緯について触れ、「TBSラジオがコーポレートサイトで発表しております。詳しくそちらをご確認下さい」とリスナーに呼びかけました。山本アナもこれに「お願いします」と応じました。

問題となったのは、前週6月15日の放送でした。ゲスト出演した歌手の田原俊彦氏が、番組アシスタントの女性アナウンサーに対し、行き過ぎた発言をしたり、その手を指で触れたりする場面があったと、TBSが20日に公式発表していました。TBS側は、ゲストのマネジメント担当者に対し再発防止を申し入れ、先方から謝罪の言葉があったと説明しています。

番組出演者の反応

爆笑問題・田中裕二氏の呼びかけ

田中氏は公式発表があったことに触れ、リスナーにTBSラジオのコーポレートサイトを確認するよう促しました。これは、事態の公式な見解と経緯を正確に伝えるための対応と考えられます。

爆笑問題・太田光氏の山本アナへのフォロー

太田光氏は、今回の件を受けて山本アナが心労を抱えているのではないかと案じる向きがあることを踏まえ、「エリカ様は、いわゆる一般の人がそんなことぐらいでお堅い奴だなって思うかもしれないけど、決してそういう人ではないので」と山本アナを擁護する発言をしました。さらに「その辺は誤解なきようお願いしたいですね」と述べ、彼女に対する誤解を解きたい意向を示しました。

山本恵里伽アナ自身のコメント

太田氏のフォローに対し、山本アナは「太田さんありがとうございます」と感謝を述べました。そして自身の現在の状況について、「皆さん私のことを心配してくださってる方もいると思うんですけど、本当に元気ですので」とリスナーに語りかけました。これにより、リスナーの不安を和らげ、番組が通常通り進行できる状態であることを伝えました。山本アナは「今日も楽しく放送に臨みたいと思っております」と続け、普段通りの明るいトーンで番組に戻りました。

TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」アシスタントの山本恵里伽アナウンサーTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」アシスタントの山本恵里伽アナウンサー

問題となった具体的な言動

TBSの発表や番組内のやり取りによると、田原氏は放送中に、原稿を読む山本アナの手をテーブル越しに指で触れる行為がありました。また、自身の足を高く上げた写真についてのトーク中に「真ん中の足はもっと上がるんだけどね」といった発言をしたとされています。これらの言動に対し、山本アナは放送中に「やめてください、ドン引き」と明確に拒否反応を示していました。

「サンデージャポン」での太田氏の発言

同日放送されたTBSテレビの情報番組「サンデージャポン」(毎週日曜午前9時54分放送)でも、太田光氏はこの件について言及していました。「出演者の不適切行為ということでTBS側は厳重に抗議というか、注意ということなんで、それは本当にTBSの中で社員を守るっていう意味ではもっともだと思うし、こういうコンプライアンスが厳しい中で、私自身もやっぱり自分自身で考えなきゃ、直さなきゃいけないというところもある」と述べ、TBSの対応への理解と、自身の言動に対する自己省察の必要性に触れました。また、この件に関して「この後、日曜サンデーがきょうもありますので、そこでもうちょっと詳しく私たちから説明したいと思います」と語り、ラジオでの発言を予告していました。

結論

今回の放送では、TBSの公式発表を受けて、番組レギュラーである爆笑問題と山本恵里伽アナウンサーがリスナーに向けてこの件に言及し、山本アナの無事と番組が通常通りの体制に戻ったことが確認されました。一連の不適切言動に対するTBS側の迅速な対応と、番組出演者による丁寧な説明は、コンプライアンスが重視される現在の状況下での対応として注目されます。

参考資料