米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)でのグラミー賞受賞歌手サブリナ・カーペンターのパフォーマンスが、文化的配慮に欠けるとして物議を醸している。「畳の上で靴を履く」演出に対し、日本生まれの歌手リナ・サワヤマが文化への敬意と配慮の重要性を訴え、注目を集めた。
SNLでの「日本文化」演出が物議に
グラミー賞受賞歌手サブリナ・カーペンターは、2025年10月18日(現地時間)に米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)に初出演。新アルバム「Nobody’s Son」のパフォーマンスで、日本の道場を模したセットを使用。彼女は装飾された道着風の上着、ダンサーは道着にスニーカー姿。日本の文化で神聖視される畳の上で靴を履いたままパフォーマンスを行い、「文化的配慮に欠ける」とSNSで批判が殺到しました。
SNLで「畳に靴」演出を披露した歌手サブリナ・カーペンター。装飾された道着風衣装で歌唱中。
リナ・サワヤマが示す「文化への敬意」
この状況を受け、日本生まれイギリス育ちのシンガーソングライター、リナ・サワヤマが10月19日(現地時間)に自身のインスタグラムストーリーズで明確な見解を表明しました。リナは、サブリナへの好意を示しつつ、「特定の文化を取り入れる際は、適切なリサーチと敬意、配慮をもって表現すべき。畳の上で靴はアウト」と指摘。グローバルな表現における異文化理解と尊重の重要性を改めて浮き彫りにしました。
サブリナ・カーペンターの演出に文化的配慮を求めた歌手リナ・サワヤマ。
サブリナ・カーペンターのSNL演出は、異文化表現の課題を浮き彫りにしました。文化的要素を取り入れる際は深い理解と敬意が不可欠であり、本件はグローバル社会における文化尊重の重要性を改めて問いかけます。
Tài liệu tham khảo
[1] Harper’s Bazaar JP: 「サブリナ・カーペンターのSNL「畳の上で靴」演出にリナ・サワヤマが苦言を呈す」 (2025/10/27)





