32年にわたり続いたダウンタウンの冠番組『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)が6月26日に最終回を迎えるにあたり、松本人志(61)と浜田雅功(62)が最終回に出演するのか、SNS上で大きな関心と議論が巻き起こっている。
松本が『週刊文春』との裁判に注力するため芸能活動を休止したのは2024年1月8日。それ以降、『ダウンタウンDX』では浜田が単独でMCを務めていた。しかし、浜田も体調不良により活動を休止。4月3日からは現在に至るまで、週替わりで多数の人気芸人が代打MCを担当してきた。
代打MCには、かまいたち、千鳥、解散を発表したロンドンブーツ1号2号の田村淳(51)、東野幸治(57)、ブラックマヨネーズ、麒麟・川島明(46)、今田耕司(59)、フットボールアワー、陣内智則(51)、南海キャンディーズ・山里亮太(48)らが名を連ねた。最終回直前の6月19日の放送では、再び今田がMCを務めた。
最終回告知なきエンディングが憶測呼ぶ
6月19日の番組エンディングでの今田の呼びかけが、視聴者の間でさらなる憶測を呼んだ。「ゲストのみなさんもありがとうございました! 『DX』来週もありますのでぜひご覧くださ〜い!」という言葉の後、《来週最終回》というテロップが表示されたものの、次週の内容に関する具体的な告知や予告映像は一切なかったのだ。
この異例ともいえるエンディングに対し、X(旧Twitter)では様々な声が投稿された。「ダウンタウンDX最終回、浜ちゃんと松ちゃん2人並んでMC観たかったなぁ。何かあるのか、私も気になる」とコンビ揃っての出演を期待する声や、「ダウンタウンDX最終回も、今までの総集編のみでコメントも何もない そんな予感しかしません」と内容を推測する意見、「ダウンタウンDX次回予告無かったのって最終回2人揃って出演させるための布石な気がする」と番組側の意図を読み取ろうとする投稿などが見られた。
ダウンタウンDX最終回が話題の松本人志と浜田雅功。番組での共演に注目が集まる。
復帰の可能性と浜田の不満説
これらのSNSの反応に対し、番組関係者や業界筋からは冷静な見方が出ている。『ダウンタウンDX』の公式Xアカウントでも、最終回に関する詳細な告知は現在も行われていない。松本の芸能活動復帰が公式にアナウンスされていない現状に加え、彼の復帰の場としては今秋にも始動すると報じられている新たなオンラインチャンネル「ダウンタウンチャンネル(仮)」が最有力視されているため、『ダウンタウンDX』最終回にコンビ揃って出演する可能性は極めて低いと見られている。
さらに、関係者の間では、浜田が『ダウンタウンDX』の制作サイドに対し不満を抱いているという話も囁かれている。還暦を過ぎ、引退後のことも見据えているという浜田は、近年、後輩や若手の育成に力を入れたいという思いを強くしているという。そのため、『ダウンタウンDX』の制作側に対しても、「若手が活躍できる構成や演出にしてほしい」と要請していたとされる。しかし、番組の構成がなかなか変わらなかった点に、彼は思うところがあったようだ。
加えて、松本が活動を休止し復帰の見通しが立たない状況で、読売テレビが番組終了に踏み切ったことに対しても、浜田は大きな不満を感じているのではないか、という見方も出ている。
結論:コンビ揃っての出演は極めて不確実
長寿番組『ダウンタウンDX』の最終回は迫っているものの、番組の顔であるダウンタウンの松本人志と浜田雅功が揃って出演する可能性は極めて低いと言わざるを得ない。松本の活動休止とその復帰の場の憶測、そして浜田が番組制作や終了決定に対して抱いているとされる不満が複合的に絡み合い、彼らが最終回に姿を見せるかの不確実性を高めている。視聴者の期待は高いものの、現状では浜田の単独復帰も不透明であり、代打MCが進行する形で最終回を迎える可能性も十分に考えられる。
参考文献
- ぴんずばNEWS –