【きょう死刑執行】「バラバラにした遺体を鍋で……」白石隆浩被告が証言した、おぞましい犯行の一部始終


【写真】まさに送検されている瞬間の白石隆浩被告や凄惨な事件の現場となったアパートなど、事件の写真を見る

 6月27日、神奈川県座間市で男女9人を殺害した罪などで死刑が確定していた白石隆浩死刑囚に対して刑が執行された。

 白石死刑囚はSNSで誘い出した被害者に性的暴行を加えたうえで殺害するなどしたとされ、死刑判決のあと、本人が控訴を取り下げたことで死刑が確定していた。当時の裁判での白石死刑囚の様子を目撃した記事を再公開する。(初出:「文春オンライン」2020年10月15日。年齢、肩書は当時のまま)

▼▼▼

「背後に回って、首を左腕で絞めた」

 2017年10月に神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人の罪に問われている白石隆浩被告(30)の裁判員裁判が、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で10月14日にあった。この日は、3人目に殺害したCさん(当時20、男性)の事件に関しての被告人質問が行われた。白石被告は、Cさんは殺害されることに承諾していなかったといい、殺害時の詳細を証言した。

「Cさんが生きていたらリスクが高い」

 Cさんとは、2017年8月13日、1人目に殺害されたAさん(当時21)からの紹介で知り合った。AさんとCさんは一緒に自殺をしようと、白石被告と連絡を取り、8月15日に3人で会っている関係だった。しかし、話して別れた後、Aさんは「Cさんが死ぬのをやめたので、自分も死ぬのをやめた」というLINEのメッセージを白石被告に送っている。

 しかもCさん殺害前日の8月28日夕方、CさんのLINEに、AさんのLINEアカウントから通話が入った。Cさんの話では、通話に出ず、ブロックしたという。ただし、Cさんの話が本当かどうかわからない。白石被告は「やりとりが本当かわからない。Cさんに警察の捜査が及んだときに、情報がもれるのではないかと。そのため、Cさんが生きていたらリスクが高いと思った」と話した。



Source link