米倉涼子、沈黙の裏で進行する「異変」—麻薬取締部報道から1週間、恋人にも及ぶ動揺

女優・米倉涼子（50）が厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部（通称：マトリ）の捜査を受けていると「文春オンライン」が報じてから間もなく1週間が経過するが、米倉本人は依然として沈黙を貫いている。この衝撃的な報道を機に、彼女の周辺では不可解な動きが相次ぎ、国民的女優の身に一体何が起きているのか、世間の注目と懸念が高まっている。

「文春オンライン」の記事によれば、マトリが米倉の都内にある自宅マンションを家宅捜索したのは8月20日。米倉には麻薬取締法違反の容疑がかけられていると報じられたが、所属事務所は「週刊文春」からの問い合わせに対し、期日までに回答しなかったとされている。家宅捜索の前日には、ライフワークである主演ミュージカル『CHIKAGO』への熱い思いをインスタグラムにつづっていた米倉だが、この投稿を最後に更新は途絶え、9月に入ってからは複数の仕事のキャンセルが続いている。

麻薬取締部の捜査と続く「ドタキャン」

マトリの家宅捜索報道は8月20日とされ、その後、米倉涼子の公の場への露出は著しく減少した。複数のイベント出演が直前でキャンセルされる事態が立て続けに発生している。米倉は体調不良を理由に、9月17日に予定されていた「バーニーズニューヨーク銀座本店・アンバサダー発表会」をキャンセル。さらに、25日に開催予定だった高級自動車ブランドのアンバサダー就任発表会も辞退し、イベント自体が中止になったことを「NEWSポストセブン」が報じた。10月6日開催の「第21回クラリーノ美脚大賞2025」授賞式も体調不良を理由に欠席し、会場では米倉からのメッセージが代読される形となった。

米倉涼子と恋人ゴンサロ氏が愛犬と散歩する姿。麻薬取締部による報道前のプライベートな一コマ。

難病と闘う米倉涼子の葛藤とファンの懸念

かつてから米倉は、公私にわたり困難な状況と向き合ってきた。2019年には難病である低髄液圧症候群を患っていることを公表し、2020年3月には27年間所属したオスカープロモーションから独立し、個人事務所「Desafio」（デサフィオ）を設立した。しかし、2022年には急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害と診断され、ドクターストップがかかり、『CHICAGO』の公演を降板せざるを得ない状況に追い込まれた。

公演降板を発表した当時、米倉は自身のインスタグラムで「ここに来るまで肉体的にも精神的もボロボロ状態です」と痛切な思いを吐露。一時はまっすぐに歩くこともできず、立ち上がれないほどの辛い症状に悩まされたという。昨年8月に手術を受けてからは回復傾向にあるとされるが、「引退も覚悟した」とテレビ番組で明かしている。現在も完治には至っておらず、病と向き合いながらの日々を送っている米倉に対し、長年のファンからは表舞台から姿を消したことへの心配の声が広がっている。

健康状態が懸念される米倉涼子の姿。難病との闘いの中で見られた過去の激痩せの様子。

恋人ゴンサロ氏にも生じた「異変」

病と隣り合わせの生活を送る中で、米倉の精神的な支えとなってきたのが、2020年1月に本誌が熱愛を報じたアルゼンチン人タンゴダンサーの恋人、ゴンサロ・クエッショ氏だ。米倉は趣味で習い始めたアルゼンチンタンゴを通じてゴンサロ氏と出会い、2019年4月に放送された『アナザースカイII』（日本テレビ系）では、米倉の「先生」としてゴンサロ氏が出演したこともある。現在は半同棲状態にあり、米倉が2020年に飼い始めた2匹のミニチュアシュナウザーを2人で世話する姿も度々目撃されてきた。

しかし、米倉の“ガサ入れ報道”の裏で、ゴンサロ氏の周辺にも異変が生じている。現在、ゴンサロ氏は日本を離れており、10月10日に都内のダンス教室で講師を務める予定だったが、直前の6日にダンス教室のFacebookで「Gonzalo先生が諸事情により帰国が延期」とのアナウンスがあった。米倉が体調不良で仕事をキャンセルしている状況下で、恋人の不在は彼女にとって心細い状況だろうと推察される。

その後、10月12日にダンス教室が公式サイトを通じて、ゴンサロ氏からのメッセージを公開。それによると、「インドネシアでの仕事が終わる頃、父の病状が悪化したと連絡が入り、それと同時に、父の面倒をみていた姉も体調を崩して入院したという連絡がきたので、慌ててインドネシアからアルゼンチンに帰国しました」と、予期せぬ家族の事情により帰国が延期されたことが説明された。ゴンサロ氏の帰国日は依然として未定のままだ。