26日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで買われ、一時1ドル=143円台後半を付けた。トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長の早期指名を検討していると伝わったことで、中央銀行の独立性が揺らぐとの懸念が広がり、ドルを売って円を買う動きが進んだ。
午後5時現在は前日比1円25銭円高ドル安の1ドル=144円05~07銭。ユーロは13銭円安ユーロ高の1ユーロ=168円67~71銭。
月末が近づき、輸出企業による実需の円買いもあった。市場では「FRBが早期に利下げするのではないかという思惑が出てきている」(外為ブローカー)との声があった。