経済学者の高橋洋一氏が28日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。7月参院選の予想を公開した。
【写真】昨年の都知事選で高橋氏が提示した4つの素数 何と得票率 ピタリ一致がスゲー!
「数量政策学者」として昨年は東京都知事選の上位得票を的中させるなど、数学的分析で驚異の結果を導き出すことで知られる。
番組で、高橋氏作成の縦軸・横軸グラフが示され「直近の東京都議選議席率%(横軸)」と「直後の国政選挙議席率%(縦軸)」を示した点分布が、右上がりの直線に一定集約されることを現している。
「過去の都議選と、そのあと1カ月くらいで行われた国政選挙が、もの凄く関係があるというデータです。相関係数0・91、ほとんど当たっちゃう感じです」と語った。
今回東京都議選も惨敗した自公議席「40」もほぼ的中させたとする高橋氏は、このデータで参院選を計算すると「自公が参議院選挙だと46~53議席という数字になる」と予想した。
スタジオの識者らがどよめき、「えっ」「ギリギリ…」との声が上がった。
今回参院選は改選など125議席が対象。3年前の自民圧勝で貯金があり、今回非改選75議席と合わせ、参院過半数維持のためには自公50議席が必要とされる。高橋氏は「普通は自公で50なんてちょろい数字ですよ、はっきり言えば」と指摘した。
各方面でもさすがに自公の参院過半数割れは可能性が低いとの指摘もあったが、東京都議選の自公惨敗を受けて、風向きが変っているとも。
高橋氏は「でもこのデータから見るとね、けっこう危ない。(過半数割れの可能性が)50%より高いと分析できるんです」と語り、司会の東野幸治が「おもしろ!」と声を上げた。