6月1日、秋篠宮家の長男である悠仁さまが通われる筑波大学で、新入生を中心とした学園祭「やどかり祭」が開催されました。特に注目を集めたのは、生命環境学群生物学類の新1年生として悠仁さまが所属するクラスの模擬店でした。
筑波大学の学生生活を送る悠仁さま。やどかり祭での模擬店参加の様子が注目されている。
「ベビー核テラ」と学生たちの配慮
悠仁さまのクラスの模擬店では、生物学類らしく細胞の核分裂をテーマにした「ベビー核テラ」と称するベビーカステラを販売しました。この模擬店の準備を進める中で、悠仁さまの学園祭への関わり方について、クラスの新入生たちの間で重要な議論が行われたといいます。筑波大学の関係者によると、「商品名に悠仁さまの名前を入れる案や、『監修』『皇室御用達』といった言葉を使う案、『悠仁さまが座った椅子で記念撮影』といった案も出ましたが、『悠仁さまを単なる話題づくりに利用してはいけない』という考えでクラスの意見は一致し、最終的に「一人の筑波大生として自然に接するべきだ」とまとまったとのことです。
積極的に呼び込みを行う悠仁さま
議論の結果、悠仁さまは他の学生と同じように模擬店の準備作業に携わり、学園祭当日もスタッフとして積極的に行動されました。店先で来場者に対し「カステラいかがですかー？」と元気に呼び込みをする悠仁さまの姿が目撃されています。
自然な交流とSNSで見られない理由
さらに、悠仁さまは来場者との会話にも気さくに応じられたといいます。「悠仁さまに会いたい」という目的で模擬店周辺に多くの人が集まる場面もありましたが、一緒に写真を撮ってほしいというツーショットの求めにも、嫌な顔を一切せず、笑顔で快く応じられていたと前出の関係者は語っています。
しかし、これほど気さくな交流があったにも関わらず、悠仁さまとのツーショット写真などがSNS上でほとんど見られないのが不思議な点です。この状況こそが、悠仁さまと筑波大学の学生たちの特別な関係性を示すものです。「誰もがスマートフォンを持ち、簡単に情報を発信できる時代に、悠仁さまとの写真をSNSに投稿する学生がいないのは、『悠仁さまは自分たちのクラスメイトの一員だ』という共通認識があるからです。必要以上に特別視しないという姿勢こそが、筑波大生なりの悠仁さまへの心遣いなのです」とその関係者は説明しています。
このやどかり祭での悠仁さまのご様子や学生たちの配慮について、筑波大学広報局は「お答えすることはありません」と回答しました。また、宮内庁総務課報道室も「承知しておりません」とコメントしています。
やどかり祭での悠仁さまのご様子や、それに対する学生たちの自然な配慮は、悠仁さまが筑波大学で一人の学生として受け入れられ、キャンパスライフに溶け込んでいることを示しています。
