【AFP=時事】ロシア大統領府は2日、米国がウクライナへの一部の武器供給を停止する動きを歓迎し、ウクライナ政府への供給が減れば、紛争の早期終結につながるとの見方を示した。
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米ホワイトハウスが1日、主要兵器の一部について供給停止を発表したことを受け、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「ウクライナに届けられる武器の数が少なくなればなるほど、特別軍事作戦の終わりは近づく」と語った。
「特別軍事作戦」とは、ロシアがウクライナ侵攻を指す際に用いる表現だ。
3年以上にわたる戦争で、ロシアの大規模なミサイル攻撃や無人機攻撃を受けているウクライナにとって、米国の軍事支援停止は大きな打撃となる。
兵器供給の一時停止について、ホワイトハウスのアナ・ケリー副報道官はAFPへのメールで、「国防総省が世界各国への軍事支援と援助を見直した結果、米国の利益を最優先にするために、この決定が下された」と説明した。【翻訳編集】 AFPBB News