timeleszツアー開幕、「本音と建前」披露が物議…ファン「オリメンが良かった」と複雑な心境

Sexy Zoneからtimeleszへ改名し、新メンバー5名を加えた初のツアー『We’re timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 〜FAM〜』が6月28日に千葉・ららアリーナ東京ベイで開幕した。順調な船出の中、セットリストの楽曲「本音と建前」を巡り、ファンから様々な声が上がっている。

椎名林檎による「当て書き」楽曲

「本音と建前」は、Sexy Zoneが24枚目シングルとして2023年9月20日に発表した楽曲だ。作詞・作曲は椎名林檎氏が手がけ、メンバーの菊池風磨が主演を務めたドラマ「ウソ婚」の主題歌として使用された。椎名氏は、リリース時に、当時のSexy Zoneメンバー(菊池風磨、中島健人、佐藤勝利、松島聡)それぞれの声質に合わせて制作した、いわゆる「当て書き」であることを示唆するコメントを残している。

timelesz菊池風磨と元メンバー中島健人timelesz菊池風磨と元メンバー中島健人

象徴的な中島健人の「Sexy…」パート

この楽曲には、大サビ直前に松島聡、佐藤勝利、菊池風磨のカウントダウンに続き、中島健人が担当していた「Sexy…」という決め台詞パートがあり、楽曲を象徴する重要な箇所となっていた。中島健人が2024年3月末をもってグループを卒業したため、この象徴的なパートが新体制のライブでどう扱われるかにファンの注目が集まっていた。

橋本将生が担当し賛否両論

今回のツアー初日の公演で、timeleszが「本音と建前」を披露した際、この「Sexy…」パートを新メンバーの橋本将生が担当したことが明らかになった。これに対し、X(旧Twitter)上では、かつてのSexy Zone時代からのファンを中心に「椎名林檎がメンバー個人の声質まで考えて当て書きした曲なのに新メンバーが歌うのは…」「やっぱりオリメン(オリジナルメンバー)が良い」「ずっと『Sexyサンキュー』を言い続けたケンティー(中島健人)だからこその説得力があったのに」など、メンバー変更に伴うパート割りへの複雑な思いや、オリジナルのパフォーマンスへの根強い愛着を示す様々な反応が見られた。

結論

新体制でのスタートを切ったtimeleszだが、初ツアーで披露された「本音と建前」のパフォーマンスは、長年のファンにとって、メンバーの変更と楽曲への特別な思いが交錯する複雑な局面を浮き彫りにしたと言えるだろう。今後のツアー公演での同楽曲の披露や、ファンの反応の変化が注目される。

出典:Yahoo!ニュース