事件前に「焼き切り」検索 第三者の犯行偽装か 東久留米強殺


 東京都東久留米市下里の住宅で11月、住人の会社員、二岡(ふたおか)一浩さん=当時(55)=が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された二岡さんの内縁の妻の次男で無職、三ツ本寛己容疑者(28)が事件前、窓に熱を加えて割る空き巣の手口「焼き切り」をスマートフォンで検索していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁田無署捜査本部は三ツ本容疑者が第三者の犯行を装うために侵入手口を調べていたとみて捜査している。

 捜査関係者によると、三ツ本容疑者のスマートフォンを押収して解析したところ、過去の検索履歴に「焼き切り」というキーワードが残っていた。三ツ本容疑者は合鍵を所有していたが、現場住宅の1階リビングの窓は加熱した上で破られていた。

 また、三ツ本容疑者の自宅マンションの防犯カメラには、事件当日の11月8日午前2時40分ごろに外出し、同4時ごろに帰宅する様子が写っていた。現場は自宅から約2キロ離れており、帰宅前にコンビニエンスストアに立ち寄っていた。

 捜査関係者によると、三ツ本容疑者は「近くのコンビニに行っていた。酒を飲んでいてよく覚えていない」と説明。容疑を否認している。



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