インド中部の都市ボーパールに新たに建設された高架橋が、完成直前に設計上の欠陥が発覚し、大きな批判を呼んでいる。
橋への進入直後に90度の直角カーブに直面するデザインになっており、「どうやって車が曲がるのか」「危険すぎる」と安全性に疑問が呈されている。
NDTVによると、駅周辺から市街地への交通アクセスを改善し、数十万人規模の交通利便性を上げるため、総工費1億8000万ルピー(約3億円)をかけて建設された。
The Indian Expressによると、完成間近のこの橋に対して、コングレス党(インド国民会議)がSNS上で設計ミスを指摘。州の大臣が調査をすることを約束した。
The Economic Timesによると、マディヤ・プラデーシュ州政府は高架橋の設計・建設に関わった技術者7人を停職処分とし、すでに退職した主任技術者に対する調査を命じたという。委員会を発足し、車両が安全に通行できるような改善策を検討している。
建設当局は、用地不足や近くに駅がある影響で、このように建設する以外の方法がなかったと主張。もし追加の用地があれば、90度の急カーブを穏やかなカーブに改修できるだろうと説明している。