秋篠宮ご夫妻の長男である悠仁さまは、今年9月6日に成年式をお迎えになります。これは男性皇族としては秋篠宮さま以来、実に40年ぶりのことであり、皇位継承順位第2位の悠仁さまが、伯父にあたる天皇陛下や父・秋篠宮さまの次世代を担う皇室の重要な一員となることを象徴する儀式です。国民の期待がますます高まる中、3月3日に行われた成年会見では、約30分にわたり、ご自身の長所と短所を冷静に分析されるお姿が印象的でした。
悠仁さまが2025年3月3日の成年会見で発言される様子
皇位継承順位第2位としての重責と成年式
悠仁さまは、会見で「長所は興味のあることを徹底して追求できること、没頭できることです。例えば、夏の休日に林の中や池の周りでトンボを観察していますと、気がついたら日が暮れてしまっていたということもよくありました」と語られました。一方で、「こだわりを持ちすぎてしまうことが、短所と捉えられることもあります」と、客観的な視点も示されました。
悠仁さまは昨年9月6日に18歳の誕生日を迎え、成年皇族の仲間入りを果たされましたが、大学受験を控えていたため、成年式は延期されていました。しかし、昨年11月には筑波大学生命環境学群生物学類の推薦入試に合格され、今年4月からは待望の大学生活をスタートされています。入学式では「以前から興味を持っていました分野をはじめ、さまざまな学問の分野を学べることに感謝しております」と、喜びと意欲を語られました。
筑波での新たな挑戦:学業と大学生活
悠仁さまが学ぶ筑波大学のキャンパスは、東京・元赤坂のご自宅から車で片道1時間半から2時間ほどの距離にあります。そのため宮内庁は、日々の車通学に加えて、授業の状況に応じてつくば市内の民間の集合住宅に部屋を借り、帰宅が遅くなる日や翌朝早く大学へ行く必要がある日などは、そこに宿泊することも検討しています。
報道によると、悠仁さまは広大なキャンパスを自転車で移動されており、バドミントンサークルにも入会されました。友人たちと一緒にファミリーレストランや牛丼チェーン店などを訪れることもあり、大学生活を存分に楽しまれているご様子です。学業に真摯に取り組みながらも、新たな環境で友情を育み、充実した青春の日々を送られていることがうかがえます。
結びに
今回の成年式は、悠仁さまが成年皇族としての責任を自覚し、将来の皇室を担うお立場としての一歩を踏み出される重要な節目となります。ご自身の内面を深く見つめ、学問への探求心と新しい環境での適応力を示される悠仁さまの姿は、多くの国民にとって希望となるでしょう。公務と学業、そして私生活のバランスを取りながら、未来へ向かって着実に歩まれる悠仁さまに、国民の期待が集まっています。